2024/12/25
「決済端末を自社製品に導入したい。」
「決済端末を自社製品と連動させる為に必要なことはなんですか?」
キャッシュレス決済端末を初めて導入されるお客様、特にメーカー様が最も気にされるポイントかと思います。
本記事では安心して導入までのイメージを掴むことができるよう、いくつかのポイントに分け、ご説明させて頂きたいと思います。
ポイント①:上位機と決済端末間の通信形式の確認
弊社決済端末と上位機の通信方式には、現状下記のパターンがございます。
① 「JVMA」「MDB」(自動販売機向けの標準規格)
② シリアル通信
③ パルス通信
まずは端末を導入する上位機が、上記どのパターンで端末と通信を行うか確認して頂くことが必要となります。概要説明を記載いたしますので、検討されている上位機がどのパターンに当てはまるかご確認ください。
まず①について、こちらは前回の記事で「MDB」について記事を掲載しましたが、自動販売機向けに作られた規格になります。
日本製の自動販売機は基本的に「JVMA」規格で作られており、海外製自動販売機の場合、「MDB」の規格を使用しているケースが多いです。
②は上位機のOSを搭載した基板に専用アプリケーションを組み込み、決済端末とはシリアルコマンドで通信する方式となります。上位機で様々なメニューを選択させるなど、動作に汎用性を求める場合などに多く使用されています。
イメージ図:
上位機と決済端末間の物理的な接続については、シリアルケーブル(USB/RS232C)で行います。コマンド仕様は決済端末の仕様通りの設定を上位機側にも行うイメージです。※決済端末の仕様書はNDA(機密保持契約)対象となります。
そして③は、コインランドリーやゲーム機で多く使用されており、コイン(硬貨)が投入された際、特定の電気信号(パルス信号)を流すことで上位機を稼働させる方式です。決済端末を使用する場合、端末からコイン投入時と同じパルス信号を流すことで、上位機を稼働させることができます。
ポイント②:決済手段の確認
次に自社機器で提供したいご希望の決済手段、決済ブランドをご検討ください。
上位機の通信形式、ご希望の決済手段の情報を勘案し、ご希望に沿うソリューションをご提案させていただきます。
ポイント③:電子マネー使用時必須となる要素
電子マネー使用をご要望される場合、電子マネー検定という手続きが必要となります。
詳細は以下
電子マネー検定は費用面、時間面でコストが大きく、こちらも視野にいれ、決済手段をご選択頂く必要がございます。
まとめ
・上位機と決済端末間の通信形式の確認
・決済手段の確認
・電子マネー使用時必須となる要素